上町筋に面したビルに囲まれた細い路地を入ると、そこにはオシャレな秘密基地が。その路地を進んだ者にしか見れない空間が路地の奥にある。
ウエサンのSANCには、その空間を訪れないと見れないサンクチュアリー(聖域)という意味とフランス語のCINQ(サンク)=「5」という意味が込められています。こちらの施設には5つのエレメント(力・スポーツ・音楽・教育・食)が組み込まれています。
まず路地に入った先に訪問者を迎えるのが、路地のお地蔵さん。いつの時代からあるかは不明ですが、お地蔵さんの櫓が建物に組み込まれた感じが魅力的です。それ以上にここのお地蔵さん「出世地蔵」と書かれています。なんと縁起が良い。
上本町3丁目界隈の新たなパワースポット(「力」としての空間)の誕生です。
建物に訪れると、最初に出迎えるのは「スポーツ」空間であるバスケットゴール。都会で運動といえばランニングになっていますが、ボールを使った運動施設が手作りでもあるといいなが形になりました。
何よりも、秘密基地といえば「バスケットゴール」が付き物でしょう。
そのバスケットゴールを横目に2階への木製階段を上がって、いよいよ室内の扉を開けると次に目に飛び込んでくるのが、「音楽」空間のピアノです。
都心のマンションでは電子ピアノしか持ち込めない環境ですが、ピアノは子供の習い事で常に上位にあります。なのに本物のピアノに日常触れることができない。子供たちに限らず、本物のピアノに触れる機会を作りたい。
ピアノから室内全体に目を向けると、そこには18人掛けの長テーブルが。ここは会議やセミナー、教室の会場となる机です。人数の多い勉強会やセミナーから材料を広げるワークショップまで対応した「教育」空間となっています。
机を向かい合ってくっつけると、側面にはそろばんの珠が三つ現れます。実は週2回、ここで近所の子供たちがそろばんを習いに来る教室としてすでに空間が利用されています。
そして、その奥にはカウンターキッチンが。カウンターキッチンといっても横幅が2.4mと奥行きも1.3mも作業スペースがあります。まさしく「食」の空間の登場です。大勢の集まりの盛り付けなどもお皿を一気に広げることができます。空間だけでなく、ちゃんと機能も収容人数を意識して作られています。ここまで広いと調理や片付けのストレスが軽減されます。
会場が広い分、キッチンで調理しながら友達とカウンタースツールに腰かけて対面で会話できるので友達を呼びたくなります。
プロジェクター、Wi-Fiなど会議やリモートワークに必要な設備もそろっています。 天井に設置されたプロジェクターは3,000lmの明るさがあり、電気を点けたままでも100インチの大きさで投影可能です。Wi-Fiは施設内には光回線を無線で飛ばしています。またAmazon FireStickもプロジェクターに繋がっていますので大画面で動画鑑賞から、PCをミラーリングしてプロジェクターに投影できます。音響もAIスピーカーのAmazon Echo Studioで良質の音楽が聴けます。
最後に。こちらの改装を廃墟の時から工事完成までの記録を残したスライドがあります。ご興味のある方は、そちらもご覧ください。
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