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コロナ禍であなたの住まい選びは大激変!!これまでの価値観はあてにならない理想の住まいにあなたは何を選ぶ?

更新日:2021年2月17日



2020年に突如発生した新型コロナウィルス(COVID-19)は私たちの命から経済まで大きな打撃を与えました。4月には緊急事態宣言が発令されて、今までの生活が一変しました。学校はオンラインや休校になり、仕事はリモートワークに変わり、物流は「置き配」、外食はUBER EATSに変わり、飲み会は「ZOOM飲み会」になり、帰省も「オンライン帰省」になりました。

家の滞在時間、用途、生活サイクルの変化


特に生活の中で大きく変わったのは「リモートワーク」と「オンライン会議」により家に滞在する時間が長くなったところだと思います。それにより家族の距離が近くなりました。

でもそれは良いことではなく、残念ながらマイナス作用が増えたことの方が大きい気がします。

① 家の滞在時間の変化

② 家の用途の変化

③ 生活サイクルの変化

■家の滞在時間の変化

今までは家族が移動に揃うのが、起床から出勤までの2時間と帰宅して就寝するまでの6時間、合わせて8時間だった環境から、緊急事態宣言中は24時間、緊急事態宣言が明けても子供が学校に行っている7時間を除いた17時間は一緒にいることです。それにより、家は今までよりも窮屈に感じることが多くなった家族が増えたと思います。

■家の用途の変化

また今でもリモートワークを実施している企業は多く、多くのサラリーマンが自宅で仕事をすることで、家の中で住居スペースとワークスペースが必要になり、さらに窮屈感が増しているという声も多く聞きます。「子供のおもちゃが散乱している中で仕事に集中できない。」「ガヤがうるさくて、落ち着いてオンライン会議をする場所がない。」「仕事をする前に家の中を片付けるので、仕事に取り掛かる時間遅くなる。」等、職住混同に慣れてない日本人の生活スタイルの脆弱性が大きなストレスになっていると思われます

■生活サイクルの変化

家でのリモートワークが増えるということは、会社に出社する機会が激減するということです。わたしの周りにも隔週出勤、週1出勤、無出勤の方までいます。近所で良くスーツ姿でお見かけしたお父さんが、最近ではもっぱら私服で朝夕子供の送り迎えで電動自転車にまたがっている姿しか見かけなくなりました。また出勤しないので、仕事帰りの一杯の機会も減ります。今まで職場の人と飲みに行っていた外食が家族と行く外食の回数が逆転しているそうです。

このようにリモートワークにより毎日当たり前に行動していた通勤がなくなることで日々の生活も大きく変わり、それに伴う経済活動も変わります。

価値観の変化


リモートワークにより家での滞在時間が長くなると、

 ・今の間取りでいいのか?

 ・家のどこをワークスペースにするのか?

 ・気分転換に家具の配置を変えよう

だとか、色々住まい環境を見つめ直し、今までと違う価値観に気づかされます。

① 都心の価値観

② 部屋の広さという価値観

③ 間取りの価値観

■都心の価値観

コロナ禍の中、地方移住とかよく聞くようになりました。最近ではコロナ禍で地方に移住した芸能人とかもテレビで特集されています。都心は人が多く密になりやすい。その上、一戸建てのマイホームは絶望的でマンション住まいが現実路線です。そんなマイナス要素を打ち消すだけの都心ならではの利便性がありました。しかし会社に行かず、オンライン出勤を考えたら、会社から通勤圏内という価値観も無くなります。逆に地方は都心比べると自然もあり、人の密集度低く、住居面積も広くなったうえで住居費は都心と比べて格段に安くなります。

■部屋の広さという価値観

都心に暮らす方々は概ね、分譲マンションか賃貸マンションのお住まいだと思います。ファミリー物件だと一般的には60㎡〜80㎡の物件にお住いの方々がほとんどかと思います。そこで、なぜ多くのファミリーは60-80㎡にお住まいなんだと思ったことありませんか?その答えは、「それがファミリーにとって一番住みやすい面積だから」ではありません。正解は、「それは提供側(分譲会社や大家さん)が一番利益を多く出せるから」なんです。なので、私たちはいつ間にか、自分たちに合った面積の部屋ではなく、経済効率性の中でその面積の部屋に住まされていたのです。それが、このコロナ禍でその経済が回らない状況で、同じ物差しで価値観を維持していてもいいのでしょうか?

■間取りの価値観

コロナ禍ではウィルスを家に持ち込まない間取りという価値観が問われています。その前に今の多くのマンションの間取りが似ていると思いませんか?戸建ても同じく思います。マンションは玄関扉を開けると細く伸びる閉鎖的な廊下。その左右に寝室や水回り設備の部屋に入る扉があり、正面の扉を開けるとLDKの空間が出てくるのが一般的です。戸建ても玄関を開けると正面に階段があってその左右にリビングなどが点在します。所謂「のび太の家」です。こういう間取りは生産性と有効性を意識してデッドスペースを最小限にした効率の良い間取りづくりのたまものかもしれません。こういう間取りからコロナを意識した視点で考えると、違う間取りがあると思います。

これからの住まいに必要な考え方


このように2020年に突如出現したコロナウィルスにより私たちの環境は激減し、今までの価値観ではない新しい物差しで住まい選びを考えていく岐路に差し迫っているのが今の原状だと思います。では。ここから何を考えなければいけないのか。人と不動産ではこれからはこのような考え方必要かもしれません。

① 一人当たりの広さ

② 都心と地方の選択肢

③ 間取づくり

■広さを考える

「部屋の広さという価値観」でお話ししましたが、基本的に今のファミリーマンションは住居性より経済効率によって住まされている面積です。なので、リモートワークなど家にいる時間が長くなると、その広さでは上手く家族が回らないのはそういう事だと思います。では、人どれぐらいの面積が必要なんでしょうか?今までだと「住む」ことだけが住居の利用用途から「ワークスペース」という利用の幅が増えたことにより、今までの専有面積では到底足りない状況が起きているので、その事情を考えると最低限10㎡(2m×5m)の余分のスペースは必要だと思います。家族の生活音と仕事の空間を別けることを重視する方であれば それ以上は必要となります。

■都心と地方移住を考える

 コロナ禍でテレビやネットニュースを見ていると、都心の密の対比で「地方」という存在がクローズアップされています。特にリモートワークにより、世界のどこにいても仕事が出来る職場が増えていることで、職場の距離を重視しなくてよくなったことで、地方移住に対して以前より興味は増えているようで、地方移住を斡旋するサイトや番組、機関なども増えてきています。地方に移住することで住居費を下げながら、今より広い住居を手に入れることができ、都心の密を避けて、豊かな環境の中で生活できる事が大きなメリットとしてフィーチャーされています。ただここで気を付けなくてはいけないのは、移住先の度合いです。地方移住先についても、今までの人生に関連性がある場所やアフターコロナも想定した洗濯が必要だと思います。

■間取りづくりを考える

少し工夫や工事でコロナ禍に適した玄関に生まれ変わると思います。例えば、新しい物件だと玄関にシューズクローゼットがあるかと思います。そこには靴以外にゴルフバッグのような家に持ち込まないものを置いているともいますが、今のご時世であれば外で外気に触れたものを置いておき、空気清浄機でゴミやウィルスを清浄してもらうスペースにすると良いと思います。具体的に言うと、コートなどの上着やカバンなど皮膚以外に外気に当たっている身に付けているものを、家の中に持ち込まないように、玄関のシューズクローゼットに鞄置き、コートを掛けるスペースを設けたりするような簡易的な改装からでも、小さくない一歩だと思います。

最後に

このようにコロナ禍により日本人の今までの生活が戦後から一番大きく変わってしまった状況だと思います。その中で新たなスタンダードが生まれて、ライフスタイルに大きく影響を及ぼしています。その中で、コロナ禍がワークライフバランスを意識した住居探しが必要としています。今後、当ブログでは上記の内容を一つずつフィーチャーして詳しく掘り下げていこうと思います。乞うご期待ください。

 また弊社では、マンションのリノベーション、長屋の再生、空き家対策など既存建物を友好的に利用する不動産活用をメインの事業としております。現状の生活や将来について期待もしくはご不安のある方は是非弊社にご相談ください。ご連絡お待ちしております。

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